野外でバーベキューをする事、これ程に単純ではありますが、家族全員が協力してコミニュケーションがとれる、行事はないと思います。
準備や後かたづけなどみんな喜んで手伝ってくれるからです。
バーベキューという言葉をアメリカのレストランではBBQなどと面白おかしく表現した看板などがありますね。
日本でもこの言葉は近年よく使われています。
バーベキューの歴史は17世紀頃にアメリカのカリブ島のヒスバニョラ島に始まったと言われています。
バーベキューに隠された物語
当時その島は今の時代では想像も付きませんが、お金で難破船の船員や遭難者の逃亡を企て首尾よく浮浪者になり奴隷となった男達がたむろしていた場所でもあります。
そんな中で原住民のインディアンやカリブィアン達が焼けた炭の上に生木で作った網を置き肉などを焼いているのを見てまねたというエピソードがありますが、人間の発想というのは凄いですね。
ですがこういう話はあくまで推測であって、現実にあった事かどうかは、定かではありません。
たいていは誰かがなんとなく思いつきそれを見て周りの人達がまねて少しづつ広まって来たと考えるほうが現実性があると思います。
肉を焼くという行為
肉を焼くというのはとても原始的ではありますが、とても奥が深い物があります。
肉を焼く行為は10万年前くらいから行われてきたと言われています。
原始時代なので森の中を逃げ遅れた小鹿の肉や死んだ弱い動物達の肉などを口にしたら美味しいと思ったからです。
今では考えられませんが自給自足の時代」ですから、生きるか死ぬかのサバイバルだったんですね。
鹿の肉は今はわりと加工されたりして売っていますね~
鹿は繁殖率が多く夜になると山から降りて来て農家の畑などの作物を荒らして困るからです。
私の住む地域でも冬になると山に食べる物がなくなるので、毎朝のように見かけますが、雪山の上でこちらの様子をジット見ています。彼らはこちらが威嚇しないと人に襲いかかる事はないし顔も可愛いのですが、仕方ありませんね(笑)
昔は生の肉を食べていた?
最初は森が猛火で火事になり、その燃え残った火で生の肉を焼いて見たら美味しかったから焼肉の風習がはじまったそうです。
それまでは生で食べていたのですね…
よくお腹を壊さなかったかったな(笑)昔の人は強かったんですね~尊敬します!
その他にも森の動物達から自分の身を守るために火を焚いたと言う理由もあります。
肉を焼くのに道具はいりませんが、水分を保つための容器が必要だったと思いますが初めのうちは小さな動物は火の中にそのまま投げ入れてみたいです。
ですが焼いているうちに焦げたり灰まみれになったりして、かなり思考錯誤し、そこでも自然の恵み燃えにくい木の皮を利用して器の代わりにしたと言う説も。
木の葉や皮は今でも料理店などで利用されていますね~
なかなか風情があっていいものです。
『火が熱いから枝に肉を刺して焼く』というのもここから生まれたと思います。
生で食べるより香ばしくて美味しいと言う人間の味覚は今も変わりません…
そして枝に刺して焼くバーベキュー。子供の教育にもよい
枝に肉を刺して焼く、これこそがバーベキューの大切なところです。
刺しやすいように枝の先を尖らせて肉 魚 野菜 など自分の食べたい物を選んで刺して焼く。
この作業は大人も子供もお年寄りも楽しめる最高のレクレーションです。
特に根気のない子供には、辛抱強く待つという事は将来的にもとても役にたちます。
火を見る 肉を見る 焼けるのを待つそして焼きたての匂いを嗅ぐ作業はいとも出された物を食べるだけではなかなかわかりませんからね。
焼けすぎて苦くなっても、これも一つの経験です。
失敗は成功の神様だという言葉がありますが、失敗を繰り返しながら人間は成長して行くものです。
その中で、今度はこういうふうに焼いてみようなどと工夫して行く事が大切ですよね。
それと調理の大変さなども、野外の解放された環境の中で楽しみながら知って行くでしょう。
まとめ
原始時代の人達は、寒い時には火を焚いて、体を温め家族で寄り添いながらコミニュケーションをとり、肉を焼き食べながらどんなお話をしていたのでしょう。
人間の知恵や発想という物は、今も昔も変わらず計り知れない物があります。
家族とのコミニュケーションをとるには、バーベキューのようにみんなで協力をして、準備したり後片付けをしたりする作業が特に今の時代には必要な事だと思います。
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