豚肉のように寄生虫もいないし、肉の厚さもさほどでもないので、火の通りもよく調理がしやすいです。
羊の肉でもマトンは成長した肉なので、羊の肉ならではの風味があり、やや硬いですが、肉らしい味を充分に味わうことができます。
それに比べてラム肉は、成長段階はいろいろありますが、ベビーラムのようにまだ草を食べていない母親の母乳しか飲んでいないものを含め、牧草を食べる期間のごく短い、子羊など育成期間がさまざまあります。
ラム肉は比較的柔らかいですが、最も柔らかい部分は、腰とリブの厚さを3センチくらいに切った肉です。
その部分は片面それぞれ6~8割ほど焼いただけで充分美味しく頂けます。
ラム肉は柔らかいので、骨付きの肉でもとても美味しいですよ。
またラム肉の足もなかなか美味しいです。羊の肉はニュージーランドラムのようにオーストラリアの人達も好んで食べますが、羊の肉はヘルシーなので世界中でも牛や豚よりもっとも多民族の口に入っているのはご存知でしたか?
羊の肉といえば『ジンギスカン』ですが…
最近では日本でも、羊の肉が多く食べられるようになりました。
スーパーなどでもいろいろな種類が並んでいますね。
生ラムや味つきジンギスカンなど、ラム肉と聞くとまず最初に思い浮かぶのはジンギスカンですが、羊の肉はジンギスカンだけにはとどまりません。
一頭のすべてを焼くためには時間もかかりますし、そのための道具を揃えたりして、かなり手間もかかりますが、かたまりや脚などは手頃です。
ラム肉は日本にもどんどん普及して来ているので、新鮮なラム肉やマトンなどが、これからますます手に入りやすくなると思います。
マトンは少し臭みやクセがあるので、ハーブ類を上手く使いこなすことがポイントです。
タイム、クミン、ミント、ローズマリーなどこれらのハーブなどは、スーパーなどで手に入ります。
マトンをステーキにする時は、ミントソースやミントゼリーを付けて食べると美味しいです。
それに比べてラム肉はクセがないので、バーベキューには最適です。特に骨付きのラムチョップなどはみんなが喜ぶ美味さです。
ラムの足はデパートなどで冷凍したものをよく売っていますよ。
冷凍のものはひと晩、冷蔵庫に入れて解凍しなければなりませんが、なかなか新鮮で美味しいです。
それを使って、ラム肉の香味焼きを作ると、羊独特のにおいとニンニクとローズマリーの風味が、とてもあって美味しいんです。
作り方は大胆に、ラムの脚に細長いナイフで大きめの穴をあけて、縦に細長く3等分くらいに切って、その穴に差し込んで、塩コショウをします。
ニンニクが好きな人は穴をいっぱいあけるといいですね!
それを網の上に載せて焼き始めます。
風の強い日などは、表面を冷えてなかなか中まで火が通らないので、そういう日はグリルにフタをして焼くことをオススメします。
ボウルに入れたタイムとローズマリーに、オリーブオイルをタップリと含ませておいて、焼きあがったラムの脚に乗せて一緒に焼いて、さらに、タップリとハーブの香りを付けることがポイントです。
ハーブの香りと肉の香ばしさがマッチしてとても美味しいです。
次にマトンです。
マトンは確かにクセがありますが、それがまた料理のしかたで美味しくなるのです。
すりおろしたニンニクにタイムとオリーブオイルを混ぜて、マトンに塗って2時間ほど漬けておいてから、マトンに塩コショウをして焼いて、熱いうちに食べるのが最高です。
マトンとニンニクはとても相性がいいです。
これは出合い以外の何ものでもありません。
ピッタリと合います!私にとっても羊料理の中でこの料理と出合えたことが最高の幸せです。
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